平素より、美湖エンジニアリングのホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

このシリーズは、弊社薪ストーブの開発時から現在に至るまでの数々の失敗話を「失敗は成功の母」をコンセプトに綴っていこうと考えています。

また、私の個人的見解とともに綴っていますこと、予めご了承くださいませ。

今回は、やかんの空焚き失敗です。

私は、毎朝やかんに500mLぐらい水を入れて薪ストーブの天板にのせてから火を付けるようにしています。いわゆるルーティーンですね!

ところが、毎朝やかんの水入れ前にふと「あ、今日は植木鉢に水やりしようっと」と思って、冬場の1カ月に1回のちょっと水やりをやったあと、そのままストーブに火を付けてしまったのです。そのままストーブの温度はぐんぐん上がり、2回目の薪を追加した当たり(約40分後)で、変な臭いがしてきて「あれ、あっ!やってしまった」とようやく気が付きました。

おそらく、私のいつもの行動パターンの中に「植木鉢の水やり」を思いついたことで、「すっかりうっかりやかんのことを忘れてしまった」のだろうと思います。

これは危ないですね。ストーブの間接加熱だったので、取手の樹脂が少し変形したぐらいで済みましたが、直火だったら大変でした。そんなわけで皆様も気をつけてくださいね。

それから、加熱したやかんに水を入れると、やかんが割れたり、水がはじけてやけどしたりしますから気をつけてくださいね。空焚き厳禁です!

ところで、皆様もやかんの沸騰音を聞いたことありますか。「ピー」ではなく、水が熱湯になるときのやかんの中から聞こえる「グツグツ」音です。普段は何気なく聞こえてくる音に耳を澄ませて聞いてみてください。意外と味わい深いですよ。

直火の場合「グツグツ」といった少し暴れん坊な音がします。

薪ストーブの場合、天板温度が約200℃を越えてから「コトコト」といった静かな沸騰を始めますね。湯気も「フワ~」といった感じで、私は「ゆるやかな沸騰」と言っています。

この天板温度が250℃ぐらいになると「ゴトゴト」といった音となり、私は「おだやかな沸騰」と呼んでいます。これはもう本格的に沸騰に近い音ですね。

私が勝手に呼び名を付けているだけですが、私の沸騰音の聞こえ方なので、人によって聞こえ方が異なりますので、ご注意くださいね。

私はこの「ゆるやかな沸騰」やら「おだやかな沸騰」が、熱設計工学でいう「サブクール沸騰」の状態だと考えています。

ところで、私のサラリーマン時代は、「サブクール沸騰とかプール沸騰」は熱設計に携わっていたのでなじみ深いのですが、よく冗談で(いやはやまじめに)「プール沸騰なのでコーヒーでも入れるかい?」とか「サブクール沸騰で緑茶を入れたほうがおいしいぜ!」といった会話もしてましたなぁ。

変な仲間たちですよね(笑)今回は小難しい話はこれぐらいにして。

様々なことが起こるので、ある意味楽しみながら、みんなと「やいのやいの」言いながら、私は成功の方程式を見つけていきたく存じます。

他にも失敗談がありますので、順次紹介しますね。どうぞご期待??ください。

美湖エンジニアリング

代表 神林 寿英