
国産にこだわった弊社の薪ストーブの特長を詳細に説明すると共に「なぜその形になったのか、なぜそうしたのか」等を含めて綴ります。どうぞ最後までご覧になっていただけましたら幸いです。
弊社の空気取入口は、他社に比べて大きいものになっていることは、前回お話ししました。取り入れられた空気は、4カ所に分配されるクリーンバーン方式を採用しています。

その構成は1次燃焼用空気~3次燃焼用空気とガラスエアカーテンで、それぞれは、
1次燃焼用空気;
燃焼室の底部に配置され、薪を置いている下から空気が流れ込む
2次燃焼用空気;
薪内部から熱分解で噴出した可燃ガス(主に一酸化炭素、メタン、水素)に空気を送り込む
3次燃焼用空気;
未燃ガスに対して空気を送り込む
エアカーテン;
ガラスに煤等が付着しないように保護する
以上のように、役割があり、燃焼室敷板で燃えている薪から噴出した可燃ガスが2次・3次燃焼用空気とミキシングされて再燃焼させ、できる限り完全燃焼により煙を抑えるようにしています。この方式をクリーンバーン燃焼方式といい、弊社の薪ストーブは、この方式を採用しています。
ただし、「少ない部品点数と単純な部品で構成されている」ことが他社にはない特長です。この理由は、ずばり「メンテナンスしやすくする」です。
Q1;2次燃焼用空気と3次燃焼用空気吹込み位置はどのように決めたの
これは様々なテストをした結果ですが、燃焼速度の考え方も参考にしました。燃焼速度とは、平たく言うと、「火炎が未燃焼の可燃ガスに燃え広がる速度」をいいます。薪から発生する主な可燃性ガスの燃焼速度は
メタン;約40cm/s
一酸化炭素;約45cm/s
水素;約300cm/s
以上のように、空気吹込み位置の設計根拠の一つとして燃焼速度を参考にしました。また、燃焼速度は、燃焼室の設計根拠の一つにしています。
各メーカも同様に、それぞれの考え方に基づいて独自の空気吹込み位置にしていることでしょう。各社のノウハウだと思います。
開発当初は空気取入口が小さく、燃焼室空気流入口の位置も悪く、薪と空気のミキシングが上手くいかず、失敗ばかりで煙が大発生する時もありました。
弊社は、燃焼の基本となる空気ミキシングを確立した後に、将来的に「より煙を抑えた燃焼方式」に取組んでいく所存です。
もう少し詳しいお話を聞きたい方は、お気兼ねなくお問い合わせください。これからも弊社ストーブの特長について綴っていきますので、どうぞお時間あるときにご覧ください。
美湖エンジニアリング
代表 神林 寿英

