
こんにちわ、美湖エンジニアリングの神林です。
平素より、美湖エンジニアリングのホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
さて、今回のお題は「薪ストーブは密閉型?開放型?」ですが、
薪ストーブは密閉型です。薪を燃やす燃焼室が鋳鉄や鋼板で“密閉された箱”になっており、燃焼に必要な空気量を調整できる特徴を持つ暖房器具として設計されています。
一方、開放型は、暖炉、いろりやかまどがあり、燃焼室が密閉されていないことで、開放型となります。燃焼用の空気は、室内の暖められた空気を前面開口部や全周から大量に取り入れて燃焼させます。一次空気のみで燃焼するため、不完全燃焼が発生しやすく、燃焼効率は30~40%程度といわれています。そのため、薪の消費量が多くなりがちです。
薪ストーブの最大の特徴は、燃焼室が密閉されていることです。弊社の薪ストーブ「すみれ」「さくら」は、この燃焼方式(クリーンバーン方式といいます)を取入れており、密閉された燃焼室は、専用の空気取入口から必要な量の空気を取り込み、一次空気~三次空気として段階的に供給することで、薪を効率よく完全燃焼させます。そして、煙や煤の排出量を抑えながら、燃焼効率は80%に達します。
燃焼効率の差は、薪の消費量に直結し、薪ストーブは少ない薪で効率よく暖まるため、燃料費を抑えながら快適に過ごせます。暖炉は燃焼効率が低いため、同じ暖かさを得るにはより多くの薪が必要となります。

薪ストーブだけでひと冬を越す場合、ランニングコストが気になるところです。薪価格は、やはり現在の灯油価格、電気価格と比較するとコスト高になります。
そこで、薪の量や電気価格や灯油価格を見ながら「ハイブリッドな暖の取り方」も一つの方法であり、私もお奨めしています。
また、石油ファンヒーターやエアコンは、素早く室内を温めたい場合にお奨めです。ある程度暖まって来たら、薪ストーブに切り替えて、ゆっくり火を眺め、料理をことこと温めたり、焼いたりといった、ゆとりの時間を楽しむのもいいんじゃないでしょうか。
私はエアコンや石油ファンヒーターを否定せず、併用してお互いに「いいとこ取り」した賢い使い方をお奨めしています。
薪ストーブは単なる暖房器具ではなく、火のぬくもりやゆらぎ、炎の美しさ、料理や団らんといった楽しみも提供します。
ランニングコストであったり、リスク分散であったり、一家の団らんの演出であったり、考え方や使い方は自由ですね。
ワンランク上をいく暖房をお楽しみいただけましたら幸いです。
美湖エンジニアリング
代表 神林 寿英

