こんにちわ、美湖エンジニアリングの神林です。

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***熱伸びについて***

熱伸び(ねつのび)とは、物体が温度の変化によって寸法が変化する現象です。特に、温度が上昇すると材料が膨張して長さが伸びることを指して「熱伸び」と呼びます。

この現象は、材料の原子が熱で振動して、原子間の距離が広がることで起こり、各物質の熱伸びは、線熱膨張係数という物性値で表されています。

設計や建築、機械加工ではこの熱伸びを考慮しないと、寸法誤差や応力差による破損につながることもあるから、かなり重要なポイントとなります。

***私目線の体験談***

今年も夏は暑かったですね。巷では、「線路の点検のため運休」といったニュースがありました。これこそ、熱伸びによる線路のずれ・蛇行の点検をしていたものでした。身近なところで「熱伸び」を配慮した工夫がされています。

例えば、線路のつなぎ目のスキマ、橋の「ワニの歯みないなギザギザ」つなぎ目。建物の壁のつなぎ目。他にも街を歩きながら見つけてみたら楽しいかも。私の目のつけどころは、「ん?と感じるスキマやつなぎ目」です。設計者の思いや意図を空想すると結構面白いものですよ。(私だけかも(笑))

美湖エンジニアリング

代表 神林 寿英