平素より、美湖エンジニアリングのホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
このシリーズは、弊社薪ストーブの開発時から現在に至るまでの数々の失敗話を「失敗は成功の母」をコンセプトに綴っていこうと考えています。
また、私の個人的見解とともに綴っていますこと、予めご了承くださいませ。(笑)
今回は、料理テスト時の失敗です。料理の失敗は顕著にわかりますね。「まずいか旨いか。焦げたか焦げなかったか、香りが良いか悪いか」等々によりはっきりと分かれます。
今回は「裏がまっ黒けピザ」をやってしまい、あまりにまっ黒だったので写真を撮るのも忘れてしまいました(笑)

この写真のように生地のふちは、ぱりぱりのぺらぺらで見た目でもっちり感がないことがわかります。しかもぺっちゃんこになってしまい、トマトソースも赤黒くなるくらいまでやってしまったのです。
私は料理人のプロではないので「ピザはちょうどいいが突然くる」という経験しかなく、その見極めにいつも時間、生地の膨らみ方、トッピングの色加減を見ながらやっていました。今回は目を離してしまい、失敗してしまいました。
想像してみてください。失敗したときの周りの冷たい視線とシーンとした空気が漂ったのち、「何してんねん!」と集中砲火。「いやいや違うでしょ。この大事なタイミングであなたたちがおもろい話をしてきたからでしょ。」最低限の言い訳と小さな抵抗しても、ブーイングの嵐でした。
目を離したのは、確か2~3分ぐらいだったかと思います。それで「裏がまっ黒け」ですから、ほんとに繊細です。火種から薪に火が移るときも一気にきますから、それと一緒なのだと改めて実感しました。熾火は炎が出ていないから温度も低いと思いがちですが、実は500~600℃ぐらいあり、薪の燃焼の中で最も高い温度となっているのをつい忘れてしまいがちです。
強い火力で表面を一気に炭化させてしまうのですね。ほんとに気をつけましょう。
その後どうしたかって?みんなで「まずい、まずい(泣)」言いながら全部食べました(笑)
ここで、こんな失敗をできるだけ抑えるポイントは、
- 確実に熾火になってから料理を始める。
熾火の温度は、500~600℃(開発中の実測値)あります。熾火温度はご家庭では測れませんので、「炎が出ていないこと」と「熾火をできる限り平たんに炉全体に広げる」を目安にしてください。熾火が徐々に灰になって来たら、少しずつクッキングスタンドの方向へ熾火を集めるようにしてください。言わば、火力調整になります。けっこうアナログですが、試行錯誤してみてくださいね。
- よく見ながら焼く。
これは、鉄則ですね。ピザの場合、生地が膨らみかけると下にへらを入れてみて、焼き加減とくっつき加減を見ながら焼いてみて、生地のふち部分がふっくらしてきたらちょうどいいと思います。「くっつかないアルミホイル」を敷いて焼くのがお奨めです。ちなみに私の場合、焼き時間は「6分」としています。
いろんなことが起こるので、ある意味楽しみながら、みんなと「やいのやいの」言いながら、成功の方程式を見つけていただく手掛かりになれば幸いです。
他にも失敗談がありますので、順次紹介しますね。どうぞご期待??ください。
美湖エンジニアリング
代表 神林 寿英


