こんにちわ、美湖エンジニアリングの神林です。

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薪の燃焼の色について

200℃くらいから薪の成分が熱分解され、ガスがでます。

ガスは、不燃性がガス以外に、 一酸化炭素、メタン、エタン、水素、アルデヒド、ケトン類等の揮発性ガスや可燃性ガスが発生しま す。このガス成分と空気の混合がうまくいくとところどころに引火し、燃焼が活発化します。空気との混合がうまくいかないと、未燃ガスとなり、煙が発生します。

250℃を越えると、熱分解が急速に進み可燃性ガスが増大して引火し、煙が発生します。

 

私目線の体験談

私は、長年大型ボイラーの試運転時に多くの火炎を見てきました。燃料は、気体燃料と液体燃料でしたが、燃焼調整では、赤黒い炎、黄色い炎、青い炎と燃料と空気の混合の位置、割合、混合位置を工夫することでに応じた赤炎、橙炎、黄炎、青炎と様々です。特に赤~黄炎は、アルデヒド、ケトン類といった高分子化合物の燃焼、青炎(いわゆるブルーフレイム)はメタン等の燃焼だったのでしょう。遠くから見ると一塊な炎ですが、近くでよく見ると様々色の炎があちらこちらから出たり消えたり、実に様々なハーモニー火炎です。

すでに薪ストーブをお持ちのお客様は、今一度観察してみてください。

顔を近づけすぎて、やけど等やひげや髪など燃やさないように気をつけてくださいね。

 

美湖エンジニアリング

代表 神林 寿英